病院

2002年2月21日
私の近所には廃院寸前の病院がたくさんある。
運営しているのかははなはだギモンで
「○○病院」と大そう目立つ4階建てのドでかい図体をしている割に、夜など通りすがると
室内にはどこもかしこも明かりがついてはいない。とてもブキミだ。

建物の内部は薄緑色に光って見える。
人が走っている絵が描かれている非常口の明かりなのだとみうけられる。
ジェットコースターにおじけづき、途中下車を試みるものには天の光のように思えるだろうが、ここでは何か底冷えのようなものさえ感じられる。

日中、中を覗いてみると、一応運営はしているようで、中で青いブルーの寝巻きをきた老人が点滴をぶらさげて歩いている。
あの老人がなぜこの病院にかかっているのかは知る由も無い。点滴に何か混ざっていないのだろうか?などどつらつら考えて自転車をこいでいたら、前の電柱にぶつかりそうになった。

病院の前には高級そうではあるが、うすよごれた外車が停まっていた。何の銘柄かわ分からないが左ハンドルだ。
きっと医者の車だ!!私はひらめいた。
そして何かあやしげな運営に使われているのだ!
すると、病院の隣にあるコンビニから一人の男が出てきて、その車に乗り込んだ。
なんのコトはない、コンビニに停めるスペースがないから男はそこに停めただけだったのである。



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